Jun 05, 2009

Web制作なら、インターネット上で確認してみよう

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 福島第1原発の放射性物質を含んだ水の放出・流出について、周辺の海草や貝が吸収したり、食物連鎖に取り込まれたりするとの懸念が持たれている。しかし、海洋専門家らは、より大量の汚染水が相当長期にわたって放出されない限り危険は小さく、おおむね原発の近辺にとどまりそうだとの見方を示している。

 放出されている低レベル汚染水に含まれるヨウ素131は法律で定める濃度の約100倍、セシウム137は50~70倍だ。一方、流出している汚染水の濃度は1万倍。

 専門家は、同原発周辺の海の汚染が数年続く公算が大きいと語った。ただ、太平洋の大きさや海流を考えると、放射性物質は離れたところでは害のない水準に拡散しそうだという。特にヨウ素は比較的消散が早い。ヨウ素は半減期が8日、つまり、放射線量が8日で半分になる。

 海に流れ出た放射性ヨウ素は、海草などに吸収される傾向がある。英サザンプトン大学の海洋専門家サイモン・ボクソール氏は「海草はヨウ素にとってスポンジのようなものだ」と説明し、「周辺の海草を食べなければ安全だ」との考えを示した。

 セシウム137の方がずっと心配だ。半減期は30年で、海底に堆積。海底の貝類にたまって濃度が高まる。

 ボクソール氏は、セシウムが海洋環境に及ぼす放射線が消えるまで、数世代かかるとの考えを示した。

 第1原発の半径20キロ以内では漁は行われていないが、海洋の放射線量が上がれば、範囲を拡大する必要があるとしている。

 米国の専門家らは、セシウムの影響が貝よりも大型の魚で早く消えると語る。

 チェルノブイリ原発の放射性降下物が野生生物に与えた影響を研究している南カリフォルニア大学のティモシー・ムソー氏は「セシウム137は水溶性なので、大本の流出が止まれば魚肉の放射線濃度は薄まるだろう」と述べた。ただ、魚の大きさによっては、放射線量が下がるまで数週間ないし数カ月かかる可能性があるという。

 低レベル汚染水の放出には前例がある。たとえば、英北西部海岸のセラフィールド原発は、数十年にわたりアイリッシュ海に低レベル汚染水を放出していた。

 1950年代初頭に始まった放出は長らく批判されてきたが、最近のあるリポートは、こうした放出の長期的な健康リスクが低い可能性を示唆している。

 アイルランド放射線防護研究所は2009年、同原発の放出が周辺住民に与えた影響に関するデータを公表した。主に魚や貝の摂取によって体内に取り込まれたセシウム137が放射線量の大半を占めた。

 最も被ばく量の大きかった貝類の養殖業者の受けた放射線量は、「コントロール可能な放射線源が絡んだ業務」の従事者に対する上限である年間1000マイクロシーベルトの0.04%程度と低いことがわかった。

 同リポートによると、アイルランド人が年間に浴びる放射線量は3950マイクロシーベルトだった。

 このリポートは、「提示されたデータは、アイルランドでは環境中に人工的な放射性物質が存在するものの、線量は少ないことを確認している」と結論。放出は「アイルランド国民の健康に大きなリスクは与えていない」としている。

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 農業省はこのほど、フィリピン産のマンゴーとオクラの日本向け輸出が、東日本大震災の影響で20%程度落ち込んでいると明らかにした。季節的要因や近年の需要低迷に、震災が追い打ちをかけた格好。一方、農業省は水産物を中心とする日本産食品に放射能汚染はないとして安全性を強調した。

 サラカップ農業次官補は、「マンゴーとオクラの輸出業者から日本向け出荷が20%減少したと報告を受け、現状をモニターしている段階」と説明。背景には、震災により日本人が必需品以外の高級品を買い控えていることによる需要の縮小があるという。

 ターラック州に自社のオクラ生産拠点を持ち、フィリピン産のオクラとマンゴーを日本に輸出している青果専門商社のワタリ(東京都府中市)の渡利圭太社長は6日、NNAの取材に対し、震災の影響で青果全体に打撃が及んでいると前置きした上で、「計画停電の実施を受けて小売業者の中に営業を休止する企業があるほか、消費者の間で震災後に果物の購入を控える動きもみられ、販売面で震災の影響が出ている」と説明した。

 ただ、夏季に「旬」を迎えるオクラは、例年この時期は消費が落ち込む傾向にあると指摘し、輸出の減少は震災の影響だけではないとの見方を示した。またマンゴーに関しては、残留農薬問題や消費志向の変化に伴い、フィリピン産の需要が急減していると指摘。ここ数年は、沖縄県産などの国産や台湾産、中南米産の「アップルマンゴー」が世界的にマンゴーの主力商品になっていると説明した。

 同社提供のデータによると、日本における2009年のフィリピン産を含むオクラの総輸入量は1,650トンで、05年比で37.7%減少した。マンゴーの総輸入量は同8.5%減の1万1,103トン。このうちフィリピン産マンゴーは同48.7%減の2,720トンに急減しており、総輸入量に占めるフィリピン産の割合は、05年の43.7%から09年には24.5%に落ち込んだ。

 ■「日本産水産物は安全」

 農業省は一方、水産物をはじめとする日本産食品の輸入規制は必要ないとの見解を示した。福島第1原子力発電所事故による放射性物質流出の食品への影響はないとしている。6日付ビジネスミラーなどが伝えた。

 サラカップ次官補は、前年実績で4,000トンを日本から輸入したサバをはじめとする水産物の安全性を強調。「日本から放射能汚染に関するいかなる通告も受け取っていない」と説明した。フィリピンはサバのほか、乾燥ノリなどの水産物を日本から輸入している。

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